月額は、単品ではなく組み合わせで決まります
ひとりで仕事を回すとき、使う道具は一つではありません。連絡、打ち合わせ、保存、予定、やりとり。それぞれに選択肢があり、どれをどう組み合わせるかで、月額とできることが大きく変わります。
厄介なのは、金額の順番とできることの順番が一致しない点です。同じくらいの金額でも、できることが違う。できることが同じでも、金額が違う。この二つがずれるので、単品の値段を眺めているうちは、どれを選んでも決め手が出てきません。
そこで要るのが、組み合わせごとに横並びで見る表です。元の記事は六つの組み合わせを一枚に並べています。並べたときに初めて、自分がどの列を見ていなかったのかが分かります。
比べる欄は、金額だけではありません
比較の欄は五つあります。月額の合計。使える保存容量。打ち合わせを録画できるかどうか。参加者を小さな部屋に分けられるかどうか。そして、どんな場面に向いているか。
金額の欄だけを見て決めると、始めたあとで足りないものが出てきます。逆に、できることを全部そろえてから始めると、使わない機能の分まで毎月払い続けることになります。どちらも、欄をひとつしか見ていないところから起きます。
効いてくるのは、最後の、向いている場面という欄です。短い面談が中心なのか、長い研修を録画して残すのか、人を複数抱えている段階なのか。使い方が先に決まると、要る欄と要らない欄が自然に分かれます。
上げるのは、足りないものが名前で言えてからです
元の記事が置いている順序は、はじめは最小の組み合わせから始めて、要る機能が出てきた段階で上げる、というものです。始める前にどれが要るかを当てるのは難しく、動かしてみると自分の側から出てきます。
保存容量については、はじめから大きな契約をしなくても、料金のかからない枠を複数持つことで当面は確保できる、と書かれています。容量が理由で上げるのは、そこが埋まってからで間に合います。
そして最後に一行が添えられています。プランを上げる前に、まず現状の組み合わせで何が足りないかを具体的に確認してから判断する。足りないものを名前で言えないうちは、上げても同じ場所に戻ってきます。
選ぶ基準は、道具の側ではなく使い方の側にあります
一覧を見ていると、選ぶ理由が道具の側にあるように見えてきます。容量が多い、機能が多い、評判がいい。けれど、六つの組み合わせが違っているのは性能ではなく、想定されている使い方のほうです。
だから、決められないときに足りないのは情報ではありません。自分がこの先どう働くつもりかが、まだ言葉になっていないだけです。短い面談を数多くこなすのか、長い時間をかけて少人数と向き合うのか。ここが決まると、表は一列に絞れます。
道具を比べる時間が長引いているときは、いったん表を閉じて、使い方のほうを書き出すほうが早く進みます。