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ネガティブな感情の使い道

ネガティブな感情を排除の対象から外したとき、自己信頼がどんな順序で育っていくのかを三つの段階で整理します。

公開日:2024年6月5日 / 気持ちと考え方

ネガティブな感情を、排除の対象にしない

結論から言うと、ネガティブな感情は敵ではなく、最後は最強の味方になります。メンタル思考トレーニングの視点では、ネガティブな感情を排除の対象にしない姿勢を取ります。

構えは三つです。「いつまでいるのか」ではなく「いつもありがとう」。生涯を通じて付き合える仕組みとして扱う。最後は最強のバディになると念頭に置く。

映画でヒーローと相棒が最初は不仲でも、物語の最後で感動的に結ばれるように、この関係も長い時間をかけて熟成するものです。使い道は、消したあとにではなく、付き合い方の側に出てきます。

自己信頼が育つ三つの段階

段階1は、数が減ることです。表層にある扱いやすいものから一つずつ整理していくと、自然に自分を信じられるようになってきます。

段階2は、ピンと来る瞬間が増えることです。これだと感じる方向性が、ノイズの少ない状態で聞こえるようになります。ここで信じて突き進むことが鍵になります。

段階3は、トラブルのときに微調整で済むことです。100パーセントの自己信頼が育つと、不具合が起きても「何かがおかしい」と冷静に受け止められます。責任を外側に投げない。プロセスを的確に振り返る。パソコンの設定のように、どこかを直して再起動する。痛くも痒くもなく軌道修正できる状態が、成熟の目安です。

自力で届く範囲と、届きにくい範囲

自己作業でアプローチできる範囲は、経験的に全体の8〜9割までと捉えています。残る1〜2割は、肌に染み込むような深層のもので、自力だけではリーチしにくい領域です。パートナーシップや家族関係で揺さぶられやすいのも、この部分になります。

精神的距離が近い関係ほど、深層の1〜2割を刺激します。ラスボス級が待機している領域で、メソッドなしで入ると傷だらけになりやすく、結果として、心の傷が次世代に連鎖することもあります。だからこそ、入る前に整えることが大切になります。

助け合える相手がいるかどうか

深層の1〜2割を傷つけ合う相手ではなく、助け合える相手を持てるかが、人生の質を大きく左右します。助け合える関係は、1mmのズレを気づいてくれる貴重な存在です。傷つけ合う関係でも深層は可視化されますが、回復が難しくなります。

分類は問いません。家族、パートナー、友達、同僚。誰であれ、助け合える相手の存在が決定的に重要です。

メソッドの側は時間短縮の道具として働きますが、選択と継続は本人次第で、寄与率は50パーセントです。残りの50パーセントは、使う人自身に委ねられます。ここが分かると、道具に何を任せて、何を自分で持つのかがはっきりします。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
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