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「気のせい」で流してきた、身体からのサイン

肩の重さや胃の締まりなど、言葉になる前のサインを大切な情報源として扱う練習の話です。

公開日:2025年7月24日 / からだのこと

相談者

ある人と話すと、胃のあたりが締まる感じがするんです。

皆さんこんにちは、Dr.EKO博士です。
毎日をキラッキラに生きるThrive(スライブ)のためのトレーニング、スラトレ®を運営しています。

言葉になる前に、身体は動いています

会議の場で肩が急に重くなる。
ある人と話すと胃のあたりが締まる。
楽しいはずの予定を前に、呼吸が浅くなる。
こうした反応は、単なる偶然ではありません。
頭のなかで言葉になる前に、身体はすでに何かを感じ取っています。
言葉になるよりも早く、身体が自分の状態を伝えてくれているサインです。

スラトレ®では、こうした身体が発する小さなサイン、違和感、緊張、重さ、熱さ、疼きを、ボディサインと呼び、大切な情報源として扱います。
自分では気づかないほど小さく現れるけれど、確かに存在している身体の反応です。
身体と心が深く繋がっていること。
これは、医師としての背景から深く理解してきたことでもあります。
だからこそ、スラトレ®にはボディサインに気づく練習が組み込まれています。

「気のせい」で流れていくサイン

多くの人は日常のなかで、身体の小さなサインをスルーして過ごしています。
気のせい。
忙しいから。
このくらいなら大丈夫。
そうやって流しているうちに、身体からのメッセージは届かなくなってしまいます。

ボディサインに気づく練習は、このスルーする習慣を、少しずつ緩めていく時間です。

気づけなければ、扱えません

ボディサインを扱ううえで最初に必要なのは、何よりもまず、気づくことです。
気づけなければ、扱うこともできません。
だから練習は、日常のなかで身体の反応に気づくところから始まります。

具体的にどう気づいていくか、どんな問いを自分に向けるか。
詳しい進め方は、初級コースで一つずつお伝えしている内容です。
この記事でお届けしたのは、ボディサインという情報源があるということ、その手前の部分です。

身体の情報が加わると、立体的になります

ボディサインに気づけるようになると、自分の状態を以前よりも立体的に把握できるようになっていきます。
頭の考えだけでは見えなかったものが、身体からの情報と合わさることで輪郭を持ち始めるのです。
たとえば、この選択をしたいと頭では思っていても、身体が重く反応しているとしたら、そこには見過ごしていた何かがある可能性があります。
こうした気づきの質が、トレーニングを深めていきます。

スラトレ®が描くスライバーという生き方は、感情と思考のバランスが取れた状態です。
そして、このバランスには身体も含まれます。
頭だけで生きるのでも、感情だけに流されるのでもなく、身体の声にも耳を傾けながら自分を整えていく。
ボディサインに気づく練習は、そのバランスを育てる入口の一つです。
残りの人生をキラッキラに生きていくために、自分の身体という頼れる相談相手と仲直りしていく時間は、誰にとっても大切なのかもしれません。

肩が重い、と気づけた日は、その会議のあとに入れていた予定を一つ引けます。
引く理由を、忙しいから、と言い換えなくて済むからです。
身体が先に答えを出していて、こちらはそれを読んだだけ。
誰かに許可をもらって休むのとは、順番が逆です。
身体の合図に沿って、今日の量を先に引く。
やり過ごすことに使ってきた力が、そのまま、その日の組み立てに回ります。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
Dr.EKO博士

この記事を書いた人

Dr.EKO博士